社内報

2022.06.07 ひと休み

豆知識 その2

5月分は、若手社員Tさん発表の「子供の日」。色々な変化を遂げ現在に至っているのですね。

もともとは古代中国発祥の厄祓い行事でした。年齢や性別を問わず災厄を祓う日で、蓬(よもぎ)で作った人形(ひとがた)を軒に飾ったり、粽(ちまき)を食べたり、菖蒲湯に浸って邪気を祓ったりしていたといわれています。中国の風習が日本に伝わり、宮中で五月の節会(せちえ)として菖蒲が献上され、蓬や菖蒲を丸く編んで五色の糸を結んだ薬玉(くすだま)を賜ったり、貴族同士で薬玉を贈りあう習慣もありました。 5月は田植えの月です。昔の田植えは神聖な行事であり、若い女性がその役を担い、田植えをひかえて一定期間不浄を避けて心身を清める「五月忌み」をしました。ここに5月5日の端午の節句が結びついていきました。女性は菖蒲や蓬で屋根をふいた小屋に前夜からこもって過ごし、菖蒲酒を飲んだりしながら穢れを祓いました。女の祭りとされ、女性にとっては堂々と過ごせる嬉しい日でもありました。 武士の力が強くなると、「菖蒲」が武を尚(たっとぶ)「尚武」や「勝負」に通じ、葉の形が剣に似ていることから、兜に菖蒲を飾るようになり、江戸時代には鯉のぼりや柏餅も登場。江戸幕府が五節句のひとつに定めたことから、男の子が強く逞しく成長して立身出世することを願う行事として定着します。 昭和23年に、「こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する」日として祝日になりました。 こうして老若男女の厄祓いのための日が、女性のための日になり、男の子のための日に代わり、今のこどものための日へと変わってきたのです。         【暮らしの歳時記ガイド】より