社内報

2024.05.09 ひと休み

豆知識23「シイタケ嫌いの人が多い理由」

私のすぐそばにもいます! あなたの周りにもいらっしゃるのでは?  Hさんの発表

バター炒めなどにするとおいしいキノコですが、キノコが苦手という人もいます。特に多いのがシイタケが苦手な人です。ほかのきのこは食べられるのに、なぜかシイタケだけが苦手という人も多くみられます。そんなシイタケ嫌いの人が多い理由は科学的に証明されています。シイタケは少し変わった菌類で、普通の菌類が吸収しない「硫黄」を吸収するという特性があります。硫黄は匂いを発しませんが硫黄化合物は「硫黄の臭い」とも表現される匂いがあり、その硫黄化合物がシイタケの独特の香りになっています。その香り成分は「レンチオニン」という有機硫黄化合物の一つで、シイタケにしか含まれないとされています。そのため、レンチオニンの匂いからシイタケを連想することができるほどです。そのレンチオニンにより独特の香りがあるシイタケは、子供のころに食べ慣れていれば問題ありませんが、慣れていないと大人になっても苦手な人が多いそうです。子供は変わった匂いに敏感であり、このレンチオニンに拒否反応を示す場合が多いそうです。同じように、子供が嫌いな食べ物の定番であるピーマンなどは、他の苦い食べ物を経験することで克服することができます。しかし、シイタケの香りはほかの食材にはない独特のものなので、シイタケを食べることで克服するしかなく、大人になっても苦手な人が多いそうです。        (雑学ネタ帳より)