社内報

2024.10.07 ひと休み

豆知識その30「オリンピックメダル」

2024年のオリンピック、パラリンピックが閉幕して約1か月・・・実はまだ終わっていない?!

見逃せない情報を教えてくれました。Tさんの発表。

パリ五輪のバドミントン男子シングルスで連覇を遂げたデンマークのビクトル・アクセルセンが、自身のXで東京五輪とパリ五輪の金メダルを並べて比較する動画を投稿しました。「Tokyo vs Paris」とコメントを添えた22秒の短い動画の中で、2つのメダルを並べて、順番に表、裏とひっくり返しています。東京五輪のメダルは3年が経過しても明るい黄金の輝きを維持し、ほぼ劣化の気配はありませんが、パリ五輪の金メダルは、投稿時点で6日しか経過していないのに、日に焼けてしまったように変色し、まるで銅メダルのようにくすんでしまっていました。この動画の反響は大きく、690万回以上再生され、6万件を超える「いいね」と1万件を超えるリポストがありました。パリ五輪のメダルについては苦情が相次いでいて、変色や錆びたなどの投稿が他の選手からもあったそうです。

今回のオリンピックで授与されたメダルには、20世紀に入って修復工事を行ったエッフェル塔の柱の一部が使用され、フランスの高級ジュエリーブランド「ショーメ」がデザインしました。フランスの国土を象徴する六角形で、裏にはギリシャ神話の勝利の女神ニケとともにエッフェル塔が刻まれています。製造はパリの造幣局が担い、金銀銅を合わせて約5000個が製造されたそうです。

これらの苦情に対してパリ五輪組織委員会は「授与から数日後にメダルに損傷が見つかったという選手によるソーシャルメディア上の報告を認識している。損傷したメダルは、パリ造幣局によって必ず交換され、オリジナルと同じ方法で刻印される」と断言し、鑑定の上で交換に応じる考えを明かしました。 まだ実際に交換された例は報告されていませんが、たまたま彼らのメダルが不良品だったのか、それともすべてのメダルに問題があるのかは不明だそうです。もし全部のメダルの品質に問題があるのなら交換に応じることも困難になります。各国のメダリストは帰国後にメダルを披露する機会が多く訪れることが予想されるだけに、大会閉幕後もメダル問題の波紋は広がりそうです。

【RONSPO より】