社内報

2022.08.08 ひと休み

豆知識 その4「蚊よけ対策」

今年は例年になく猛暑が続いていますね。こんなに高温でも「蚊」は暑くないのでしょうか?そんな

事を思いつつ、今回は蚊の被害に遭わない為の豆知識です。★女性社員Mさん発表

蚊除けといえば蚊取り線香がお馴染みです。蚊取り線香には、ピレスロイド系と呼ばれる殺虫成分が含まれています。火をつけることで、熱によって殺虫成分が空気中に漂い、近くにいる蚊を殺虫します。また蚊を追い払う忌避効果もあります。蚊取り線香は、蚊だけでなく、カブトムシなどの昆虫全般に殺虫効果があります。また、熱帯魚や金魚など水中の魚に対しても毒性が強いので、蚊取り線香を使う時には、虫カゴや水槽にカバーをするなどの注意が必要です。
蚊取り線香の有効成分であるピレスロイド系殺虫剤は、蚊の皮膚や口から入り、神経に作用して退治します。人間などの哺乳類の体に入ったときには、体の中で速やかに分解され、短時間で体外へ出ていくので、害はありません。ただし閉め切った部屋で長時間使うと、目・鼻・のどなどに刺激を感じることがあります。
コンセントにつないで使う、リキッドタイプの電気蚊取りは、電気で熱を出し、有効成分を空気中に拡散します。「防除用医薬部外品」の表示がある商品なら、有効成分はピレスロイド系殺虫剤で、蚊取り線香と効果は同じです。
スプレー式蚊取りは、スプレーした瞬間からだんだん効果が弱まります。効果を持続させたいときは、電気蚊取りの方がオススメです。ただし、飛んでいる蚊を見つけて、すぐに退治したい時には、狙い撃ちできるスプレー式が効果的です。
アロマ成分を利用した、虫除けシールやブレスレットの効果はかなり弱めです。匂いを嗅いでみると、微かにアロマの匂いがします。この匂いを感じられる範囲にしか効果はありませんし、効果自体も、ピレスロイド系殺虫成分に比べるとかなり弱めです。
様々な蚊除け対策がありますが、1番の対策は、肌を露出しないこと。蚊は白い色が見えにくいので、白い薄手の長袖や長ズボンで肌を覆うと効果的です。また、蚊は汗の匂いや足の匂いに寄ってきます。汗をかいたら制汗シートなどでしっかり拭き取り、外出前に足を石鹸で洗っておくと良いそうです。
             トクバイニュース 監修:大西真理(薬剤師)より