社内報

2022.09.05 ひと休み

豆知識 その5「レンチン」

今回は皆さんが良く耳にしている「音」のお話し。意外や意外!こんなところから!!  ★女性社員Hさんの発表

●電子レンジを使用する際、「レンチン」又は「チンする」というこの4文字で何を意味するのか知らない者はいないくらい高い定着度の言葉ですが、最近の製品は「ピーピー」といった電子音で知らせるものが主流となり、「レンチン」はもはや過去で、今は「レンピー」なのでは?とネットでざわついているそうです。以前は甲高い音が印象的だったこの「チン」という音は、早川電機工業(現:シャープ)が採用したのが始まりだそうです。シャープの担当者の話によると、1962年に電子レンジを初めて発売し、当初はレストランの厨房などの業務用としてスタートしたそうです。コックさんから終了音をつけてほしいと要望があり、これが「チン」の開発のきっかけになったそうです。試行錯誤の結果、混みあった道でベルを鳴らすと、町の喧騒の中でも皆気づいてくれたことから、自転車のベルを終了の合図に採用したそうです。1967年に業務用レンジで初めて採用し、1968年には家庭用電子レンジにも導入したそうです。時代の経過や技術の進歩で制御方法を電子化し、終了音を電気で音を鳴らせる「ブザー」を採用し、徐々に電子音に切り替えていったそうです。温めることを「チンする」とも言いますが、こう呼ぶようになったのは「チン」の音に由来すると思われます。当時の食品メーカーが、冷凍や加工食品を温める際に「チンする」という言葉をCMなどで使い始めたこともあり、社会全般に広がっていったそうです。ベルで鳴るレンジが少数派になっても、電子音として「チン」が聞ける製品はあるので「レンチン」という呼び名もまだまだ通用していくのではないかとのことでした。 FNNプライムオンラインより