社内報

2022.11.21 ひと休み

豆知識 その6「貧乏ゆすり」

全くいいイメージのない「貧乏ゆすり」。それが今では「健康ゆすり」????

★Hさんの発表

貧乏ゆすりとは、広辞苑によりますと「座っているとき、膝を絶えず細かくゆすること」とあり、一般的にお行儀がよくないとされています。名前の由来は諸説ありますが、貧乏人が寒さや飢えからブルブルと小刻みに震えている様子から命名されたというのが有力で、マイナスのイメージが強いこの「貧乏ゆすり」ですが、実は健康に良い効果があることがわかってきました。①ストレスの解消。貧乏ゆすりによる振動はセロトニンという物質を分泌させ、このセロトニンは精神を安定させる効果があります。②手足の冷え解消。貧乏ゆすりはふくらはぎの運動になり、これによって血行が良くなります。③足のむくみ改善。長時間の立ち仕事は、足に水分や血液がたまってしまいむくんでしまいます。貧乏ゆすりはこのむくみ解消に一役買うそうです。④エコノミークラス症候群の予防。長時間のフライトや渋滞に巻き込まれた時の車内など、同じ姿勢で座っていることで血液の循環が悪くなりますが、この改善にも貧乏ゆすりが効果的です。⑤集中力の向上。血液の流れをよくする貧乏ゆすりは結果的に脳にも新鮮な血液が多く流れ、脳の働きを良くして集中力のアップにつながります。⑥軟骨の再生。特に膝関節に効果があるため、変形性関節症という症状のリハビリにも取り入られています。以上のようなメリットがあり、もはや「貧乏ゆすり」ではなく「健康ゆすり」とまでいわれていますが、手や足をブルブルと震わせる貧乏ゆすりは、他人にとっては不快かもしれませんので、時と場所を選んでこの「健康ゆすり」を実践するようにしましょう。【日本経済新聞より】