社内報

2023.04.24 ひと休み

豆知識 その12「エイプリルフール」

新年度となり、何かとあわただしい日々が・・・。ふと気が付けばGWがすぐそこまで迫っています。4月と言えば、「桜の季節」「新入学」「新社会人」・・・そしてもう一つ、有名な一日が! 4月の終わりに、4月の始まりの話題です。どこか微笑ましいイメージがありますが、こんな恐ろしい歴史が!?          いつも着眼点が鋭いTさんの発表。

4月1日「エイプリルフール」
 エイプリルフールとは、4月1日に嘘をついていいという習慣です。日本では当初、英語の直訳で「四月馬鹿」と呼ばれていました。ちなみに英語の「April Fool」は、嘘にだまされた人のことを指します。そんなエイプリルフールの成り立ちについては、はっきりとは分かっていません。いくつかある仮説の中でも有名なのはフランス発祥の説です。昔のフランスは3月25日が新年で、4月1日までがそのお祝いの期間でした。しかしシャルル9世が、新年を1月1日に改暦すると言い出します。これに反発した市民が、4月1日を「嘘の新年」と呼んで祝ってしまったのです。シャルル9世は激怒し、嘘の新年を祝っていた人々を次々と処刑しました。その中には、まだ13歳の少女も含まれていました。この悲劇を忘れないように、その後も人々は嘘の新年を祝い続けています。13歳で亡くなった少女を悼んで、13年に一度「逆エイプリルフール」、つまり嘘をついてはいけない4月1日があるそうです。前回の逆エイプリルフールは、2019年でしたので、次は2032年です。日本にエイプリルフールが伝わったのは、大正時代と言われています。それまでは、4月1日は「不義理の日」でした。これは、不義理をしてもよい日という意味ではなく、義理を欠いている人に手紙で謝罪する日という意味です。中国から伝わった風習と言われており、それがいつしか、欧米の風習であったエイプリルフールに変わったとされています。ちなみに、嘘をついて良いのは午前中だけと言われていて、午後は、午前についた嘘の種明かしをするのがマナーだそうです。
【ネット記事:「Up to you!」「豆知識PRESS」より】