社内報

2023.06.20 ひと休み

豆知識 その13「親知らず」

現代は、昭和の時代から比べて、子供たちの“虫歯”の数が激減しているそうです。小さいころからの予防が定着し、フッ素などのケア用品が普及しているのが要因のようです。今日は「歯」の話題です。                        いつも皆の興味を引くのが上手いSさんの発表より。


 一番奥の歯「親知らず」、痛い思いをして抜いたという人も少なくないはずです。歯科医などの専門家によると、親知らずは放置しておくと口の中や、あごのトラブルに結びつく可能性があるため、早いうちに抜いておいた方が良いのだそうです。歯のX線撮影をしてみると、親知らずが生まれつき存在しない人も見られます。これを「親知らずの欠如」と言います。親知らずが生まれつき4本そろってない人の割合は人種によって異なることから、遺伝の関与がありそうだと以前から考えられていました。ちなみに日本人は親知らずがそろわない割合が高い方なのだそうです。一番奥の4本ある永久歯「親知らず」。まだ生えてこない人、曲がって生えて抜いた人、4本しっかりそろっている人など、いろいろいると思います。親知らずは「智歯」とも呼ばれ、歯科用語では「第三大臼歯」または「8番」(前から8番目の歯だから)と呼ばれます。ところで歯科医などの専門家によると、親知らずは放置しておくよりも次のような理由から、早いうちに抜いた方が良いのだそうです。①生えたときに他の歯と比べてもろく、虫歯になりやすい。②埋もれた歯の周りは「のう胞」と呼ばれる袋ができやすく、これが腫れの原因になる場合がある。③あごの動きに影響して、がく関節症の原因になる場合がある。※ただし、まっすぐ生えている場合、必ずしも抜く必要はないとのことです。親知らずは現代人にとって、生えなくても物をかむのに支障がないことから、小さかったり変形していたりする場合があります。これが抜かれる運命になる大きな原因となっています。親知らずの欠如率は人種によって違いがあると知られています。日本人は世界でも欠如率が高い方だと知られています。日本人で欠如が多い理由の1つとして、北方モンゴロイド特有の「平坦な顔つき」が関わっているのではないかという説もあるようです。

【親知らずの本数 mycode.jpより】