社内報

2024.01.19 ひと休み

豆知識その21「海外アニメの指は4本」

インパクト「大」のタイトルですよね。驚きのその理由は?  Hさんの発表

 海外アニメに出てくるキャラクターの手の指は5本ではなく4本であることが多い。これは海外アニメでは普通のことであり、理由はいくつかあるがアニメ作成方法上の都合が主である。最近のCGアニメになるまでアニメは“パラパラ漫画”の原理で作られていた。世界中に多くのファンを持つジブリ作品は宮崎駿監督がこの作り方にこだわっていたこともあり、もの凄い枚数のセル画で作られている。

例えば、風の谷のナウシカ:56,000枚(116分)製作期間10か月

崖の上のポニョ:170,000枚(100分)製作期間20か月

ジブリと同じ方法で30分アニメを作ると、ナウシカクオリティで2.5か月、ポニョクオリティで6か月もの時間がかかってしまう。これでは採算が取れない。海外では日本よりもずっと利益を出すために効率的な仕事が求められるので作業工程を減らすために指を1本(両手で2本)減らすことになったと言われている。 また、海外アニメではそれほど多くの枚数のセル画を用意しないことから粗いパラパラ漫画状態になっていた。その結果、指の本数を正しく5本で描くと映像では6本に見えてしまうことから4本に落ち着いたとも言われている。

               【手乗りサイズ 子持ちサラリーマンの金策備忘録より】