社内報

2023.01.11 ひと休み

豆知識 その9「マスク頭痛」

年が明けて2023年となり、「今年こそは!!」と、平穏な日常が戻ってくるよう願うばかりです。一時は、終息に向かうのか!?と思われた新型コロナも第8波。マスク生活もまだしばらくは続けなくてはいけない様ですね。今年も健康には十分注意しましょう! という事で、まさに“現代病”ともいえる「マスク頭痛」のお話しです。                       ☆Hさん発表               

 新型コロナウイルスの感染拡大予防のために、毎日着用するのが当たり前となったマスクですが、長時間着用することが原因で頭痛を訴える人が増え、最近ではこのことを「マスク頭痛」と呼ぶようになりました。どうしてマスク頭痛は起きるのか?一つは、マスク内の酸素不足。マスクをすることにより吸い込む空気(酸素)の量が少なくなり、息を吐くことでマスク内の二酸化炭素の量が増えてしまいます。その結果、血液中の酸素も減り、それを補おうと脳の血管が拡張し、頭痛を引き起こしてしまいます。二つ目は、マスク内の温度上昇。長時間つけっぱなしのマスクの内側は、まさにサウナ状態です。熱い空気は息苦しく、自然と呼吸が荒くなり、二酸化炭素濃度がさらに上昇します。そうすると口腔周囲の血液量が増え、頭蓋内血管が拡張して片頭痛につながります。三つ目は、耳掛けによる首のこりです。両耳に固定している耳掛けのゴムにより、常に耳を前に引っ張った状態になることで、こめかみやあご、首などの筋肉に強い負担がかかります。それが原因で首のこりが起き、頭痛を引き起こしてしまうのです。マスク頭痛を防ぐには①時々マスクを外す。感染の心配がない場所で、人との距離に気を付けながら1時間に1分でもよいのでマスクを外しましょう。室内などで周囲との距離がとりにくい場合は、トイレの個室に入った時や飲み物を飲む少しの間にマスクを外すだけでも効果があります。②マスクのサイズや耳掛けを変える。マスクのひもによる耳への負担が軽くなるように、自分に合ったサイズのマスクを選ぶようにしましょう。ゴムの強度も痛くなる原因の一つですから締め付け具合いを見直してみましょう。ひも幅が広いものに交換するのも効果的です。③耳をマッサージする。耳には多くの神経やつぼがあり、マッサージでほぐすことによって血行が良くなったり、自律神経が整ったりといった効果があります。耳をくるくるとまわしていきましょう。前後に5~10回ほどが目安となります。血流がよくなり温かくなって、頭が軽くなったことが感じられます。④あいうえお体操も効果的です。顔を大きく動かすことは首肩を緩める効果があります。「あいうえお」をなるべく口に出して、口を大げさに動かしてください。各5秒ずつくらいキープするのがポイントです。マスクと上手に付き合いながら「マスク頭痛」を防いでいきましょう。 

        (株)みやび、トクトク情報より