2023.01.11 ひと休み
豆知識 その10 「レモネードスタンド」
静岡県立駿河総合高等学校に、SDG’Sに関わる様々な活動に積極的に取り組んでいる6人の若者がいます。彼らのグループ名は『US』(アス)。その行動力は若者らしく躍動的で目を見張るもの、目を奪われるものがあります。そんな彼らが、●1月14日(土)ツインメッセ静岡 西館プロムナードにて、「レモネードスタンド」を開催します。お時間のある方は是非彼らの活動を応援してあげて下さい。 では、本題・・・「レモネードスタンド」とは? ☆Kさんの発表より
わずか4歳の少女アレックス・スコットちゃんは小児ガンにおかされていました。ある日、彼女はとあるテレビ番組を目にしました。それは子供たちが働いてお金を得ることを学ぶため、自宅の前でレモネードを売るというアメリカではよく見られる「レモネードスタンド」の光景でした。アレックスは母親に「レモネードスタンド」をやりたい。そしてそのお金を病院に寄付したいと言い出しました。がんの薬ができて、みんなを助けてあげられるようにとの想いからでした。
2000年6月、自宅前で「アレックスのレモネードスタンド」がオープンしました。当時一杯50セント(およそ60円)。話を聞いた近所の人たちが、アレックスを励ますように買いに来てくれました。売り上げは、寄付も含め2000ドル(24万円)に上りました。その後もアレックスは、レモネードスタンドを全米に広げたいと言い、家族の力も借りて2002年6月正式に「レモネードスタンド」をオープンしました。そして、アレックスに感銘を受けた人々が多くの地でレモネードスタンドを作り、なんとアラスカからハワイにいたる全米50州すべてでアレックスのレモネードスタンドがオープンしました。それから約2年後の2004年8月1日、アレックスは、わずか8年半の短い生涯を閉じました。アレックスの死に、アメリカ中が涙しました。
アレックスのレモネードスタンドは、現在でも全米に1000箇所以上。その収益はすべてチャリティーとして小児がんの研究に捧げられています。全米50州すべてにスタンドがオープンした6月12日は「アレックスのレモネードスタンドデー」と定められています。
日本では2016年にレモネードスタンド普及協会が設立され、様々な普及活動を行っています。また、レモネードスタンドの話しは高校英語の教科書でも紹介されていて、この活動に興味を持った学生たちが、文化祭や学園祭などでレモネードスタンドを開催しています。
レモネードスタンド普及協会HP他より