社内報

2023.12.04 ひと休み

豆知識 その20「ジョギングとウォーキング」

今年は女子サッカーワールドカップ、バスケットボールワールドカップ、ラグビーワールドカップ、世界水泳、世界陸上、などなどスポーツの世界大会が目白押しでしたね。スポーツの秋に我々庶民のスポーツに関する話題です。是非、ご参考に!                        ウォーキングでめちゃスリムになったS君の発表

 「何か運動を始めよう」と思い立った時、イメージしやすいのが「ジョギング」。ただ歩く「ウォーキング」よりも走る方が“やった感”はありそうですが、実際のところはどうなのでしょうか。初心者は軽いジョギングとウォーキング、どちらからスタートするべきか消費カロリーと効率の面から考えます。まずジョギングとウォーキングの消費カロリーをみていきましょう。ここではジョギングを7㎞/hくらいの軽いものA、ウォーキングを4㎞/hくらいの「出かけるときに普通に歩く程度」Bとします。体重60㎏の人が10分間Aのジョギングをしたとき、消費カロリーは約60Kcalです。Bのウォーキングをしたときは約30Kcalになります。つまり一定の時間の中でもカロリー消費はジョギングの方が2倍も有利だと言えます。ここまではイメージ通りというところでしょう。でも、ここに落とし穴があります。それは「10分ジョギングに必要な準備の時間は10分では済まない」こと。走りやすいウェアに着替え、ランニングシューズを履き、準備体操をして…といった準備や、走り終わった後の着替えやシャワーのことも考えると、前後の時間も必要になります。仮に前後それぞれ10分ずつだとすると、合計時間は30分です。もし着の身着のままこの30分間Bのペース、つまりごく普通の外出のように歩き回ったとすると、消費カロリーは90Kcal。逆にウォーキングの方が1.5倍も有利に。もちろん長めに走ることができるようになれば、カロリー消費効率のいいジョギングがどんどん有利になります。ウォーキングと差をつけたいなら、もっと長く走るか、もっと速く走るかしなければいけないことになりますが「最初から長い・速いジョギングをしようとする」のは挫折しやすいもの。また「何か運動を始めよう」としたとき、ジョギングを思い浮かべてしまうと、そもそもウェアやランニングシューズを揃える面倒くささに直面してしまい、運動自体が始まらないことも十分にあり得ます。続けるなら、どちらでも自分の気に入った方でOK。ただ、始めたばかりの頃はこうした全体像が掴みづらいものです。まずは気合を入れすぎず、普段着とスニーカーでいいので、好きな時に好きなところをブラブラと少し長めに歩き回ってみるのはどうでしょうか。          

ジョギングやった感の落とし穴より