社内報

2025.04.22 ひと休み

豆知識その39「プチトマトとミニトマト」

言っちゃってました…🍅

野菜が大好きなSさんの発表

 お弁当やサラダの定番野菜の一つにトマトがありますが、皆さんは「ミニトマト」と「プチトマト」の違いをご存知でしょうか?

実は私たちが普段食べている小さなトマトは、プチトマトではなく「ミニトマト」なのです。ミニトマトとは10g~30g程の小さなトマトの総称で、プチトマトはミニトマトの品種名の一つです。ミニトマトは昭和初期に出回り、当時は「小さなトマト」や「小型トマト」と呼ばれていました。大きなトマトが一般的だったため、ミニトマトはあまり市場に出回らなかったそうです。昭和50年ころタキイ種苗というメーカーが、ベランダで家庭菜園を楽しめるようにと「プチトマト」と名付けた種を販売しはじめました。これが大ヒットし、これを機にミニトマトが普及したそうです。ミニトマト普及の火付け役となった「プチトマト」ですが、ミニトマトの品種改良が進んで高糖度のミニトマトの品種が登場したことなどから、2007年に販売を終了し、ミニトマト品種としての歴史に幕を閉じ、現在では食べられなくなってしまいました。しかし、小さなトマト人気の火付け役が「プチトマト」だったため、現在でも小さなトマトのことを「プチトマト」と呼ぶ人が数多くいます。世代によって呼び方が違うとネットでざわついたそうですが、どちらで呼んでも間違いではないのでご安心ください。現在日本で流通している「ミニトマト」は50種類以上あります。

赤い色のミニトマトの栄養成分は「リコピン」で、抗酸化作用があり、生活習慣予防や、老化を遅延させる効果、美容効果などが期待できます。黄色いミニトマトの栄養成分は「ルチン」というポリフェノールの一種で、血管の補強作用があり、動脈硬化や高血圧の予防に繋がると言われています。オレンジ色のミニトマトの栄養成分は「ベータカロテン」で、免疫力アップが期待でき、風邪予防などに効果があるとされています。緑色のミニトマトの栄養成分は「クロロフィル」で、老廃物を体の外に出すデトックス効果があるとされています。東洋医学ではトマトは身体を冷やす食べ物に分類されていますので、食べ過ぎると腸が刺激され下痢を起こす可能性があります。

ミニトマトは小さくて食べやすいのでついつい食べ過ぎてしまいますが、一日10~15個が目安だそうです。トマトのヘタは鮮度を表しますのでしっかり立っているほうが新鮮ですが、しおれてくると糖分が増し、熟してきますから、甘さを求めるのであれば常温保存で食べごろを見極めながら食べるとよいそうです。

【Macaroniより】